ヤクルト色にこんがりと

スワローズやその他スポーツについて語っていくブログです

ディフェンディングチャンピオンの意地と流れを断ち切れる中継ぎ陣

10日の試合は延長10回表に相手の信じられないミスから大量12点と記録に残る試合になった。今日も先発の岡田がその流れを断ち切れず、序盤からストライクが入らず、2回を終わって6-0。このままヤクルトの一方的な展開になるのかと思われた。
しかし、代わった矢崎が代わりばなこそ打たれるもその後はぴしゃりと抑える展開になると、徐々に流れはイーブンになる。寺原は気合十分でランナーを出しつつも粘って無失点に抑えていたが、6回になると疲れが見え始めた。ボールが高めに浮き始めると昨日、今日と屈辱を味わった松山が意地のホームランを打つと流れは急激に広島に傾く。會澤、西川が粘り強く出ると、迎えるバッターは小窪。するといつもはあまり動かない小川監督が動く。中継ぎで確固たる地位を築きつつあるマクガフを投入する。これがドンピシャリ!
昨年は広島が追い上げムードになると球場の雰囲気もあいまって、若手が多かった中継ぎ陣は流れを断ち切ることができなかったが、今のヤクルトにはマクガフがいる!安定感は近藤以上で、このままの調子が維持できるのであれば7、8、9はほとんど心配のいらない布陣になる。この上で大下やハフ、梅野、五十嵐もまずまず計算できるのだから、今年のヤクルトは一味違うわけだ。
昨年は断ち切れなかった広島の追い上げムードが、強力な中継ぎ陣で断ち切れるとなると、これはヤクルトは強い。
蛇足になるが、栗山監督がやりたいオープナーという戦術は日ハムではうまくいっていないようだが、今年のヤクルトなら出来る気がする。
それにしたって9回の田中の守備といい、松山のホームランといい、ディフェンディングチャンピオンの意地も見られた。初戦は別として、昨日今日は恵まれ勝ちという印象は否めない。今後も楽観視出来るような試合ではなかったのは間違いない。


あとは村上をどこまで使うかだなぁ。本塁打は2本打っているとはいえ打率は1割5分そこそこ。才能や雰囲気は"持ってる"とは思う。でも打撃以上に練習が必要なのは守備。正直急造のサードの守備もいっぱいいっぱいだが、チーム事情でファーストも守らされて、無理で当然だとは思うんだけど…守備がもう少し出来ないといくら打っても結構きついわけで、守備の練習はみっちりやるには、ファームに行かないと難しい。まぁ少なくとも坂口が戻るまでは使うことになるわけだけど、競った試合や落とせない試合では安心して見ていられないなぁと思うわけで。この辺も小川監督はどーいう考えなのかきいてみたいなぁ。教えてはくれないだろうけど…



さぁ明日は宿敵巨人。絶対勝つぞー!!!