ヤクルト色にこんがりと

スワローズやその他スポーツについて語っていくブログです

〜山中の好投と夏の終わり〜8月30日VS阪神@甲子園

日中はむっとするような暑さだが、夕方になるとそこはかとなく秋の気配が感じられ、もう野球のシーズンも終盤だなぁと寂しい気分になる。


今日の山中は出色の出来であった。地味で、けれん味のない山中はヤクルトファン好みの選手である。


彼は新垣渚のバーターとしてヤクルトにやってきたと書くとちょっと嫌味な書き方ではあるが、多くの人が甲子園のヒーローであった新垣がメインで、山中はアンダースローの色物投手という認識だったのではないだろうか?新垣の新天地での復活に注目が集まり、山中に関してはまぁ中継ぎかワンポイントで使えればいいかなぁとか思っていなかっただろうか。


「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。 奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。 猛き者も遂にはほろびぬ、 偏に風の前の塵におなじ。」


とはよく言ったもので、もちろん年齢差はあるものの甲子園のヒーローであった新垣は早々と引退し、アマチュア時代に華々しい経歴を持たない山中が、こうして現役を続けていいピッチングを披露している。


今日の試合を振り返ると山中の投球には一球一球丁寧に少しの無駄もなかった。まさに一球入魂という言葉がしっくりくるラストチャンスにかける男の投球であった。投のヒーローが山中ならば、打のヒーローは坂口であった。彼も自由契約からの復活組でこれまたヤクルトファンの琴線に触れまくりの選手である。地味に梅野が経験を積めたことも大きい。がけっぷちからコツコツと這い上がってきた選手が活躍するというのがヤクルト野球の醍醐味だ。


それにしても…もう夏がおわるんだなぁ。
このままCSにいくぞ!!


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