ヤクルト色にこんがりと

スワローズやその他スポーツについて語っていくブログです

さぁ、来季に向けて頑張ろう。ドラフト、新戦力、新体制について。


今年も終わりましたね。
あまりにひどいシーズンで、こんなにもなにもかもが裏目にでるシーズンがあったろうかと思うくらい最悪なシーズンだった。


最後の方は勝って欲しいというよりはむしろもっと敗けろと思っていた。これはなにもファンをやめて自暴自棄になったわけではない。それくらい負けないとこのぬるま湯体制が変わらないのではないかと思っていたからだ。「目を覚ませ」このスローガンはホント素晴らしいスローガンだった。でも、目を覚まさなきゃいけないのは選手ではなく球団上層部だった。いつまで仲良し野球を続けるつもりなんだよとそう思わずにはいられなかった。「ヤクルトは負けるのが当たり前だった」「オールドファンは、勝ち負けにこだわらない」などという趣旨の記事がでることもあった。


あえて言おう


「クソ食らえ!」


30代くらいのファンはむしろ負けるチームというよりは「常勝軍団」というイメージの方が強いんでは?だって90年代は最も優勝したチームなんですよ。勝ち負けにこだわらないファンが大勢を占めているとは到底思えない・・・。そんな屈辱的な記事も出るくらいの惨憺たる状況であった。


でも、最多敗戦のチーム記録を更新してようやく上層部も本腰を入れてきたようだ。


小川SDの監督復帰。私は好意的に受け止めている。こんなひどいチーム状況で泥をかぶれるのは小川さんしかいない。苦労人はどこまでも苦労する運命なのかと胸を締め付けられるけど、小川さんに泥をかぶってもらい、チームを根本から変えて欲しい。ファミリー球団と呼ばれるぬるま湯を変えるためには先鋭的に改革をしていかなければならないが、旧時代的な上層部が足を引っ張ることが予想される。その時中間的な立場である小川さんがうまく双方を立てながら緩徐にチームを変えていってくれることを期待する。小川さん以外にはそれはできないと思うし、小川さんにできないなら誰にもできないだろうと思う。


コーチ陣は刷新されるようだ。宮本さんのヘッドコーチ就任は決定のようだが、投手コーチに尾花さんの名前が挙がり、外野守備走塁コーチや打撃コーチに石井、河田コーチの名前が出てるのはヤクルトにしては出色じゃないかと思う。まだ決まったわけではないが、是非新しい風を吹かせて欲しい。特に走塁に関しては田中、菊池のコンビにスワローズはいいようにやられたと思う。ヤクルトには足が速いのに走れない選手がいっぱいいる。上田とか比屋根とか山崎とか。そういう選手たちを根本から変えて欲しい。巨人の真似をしてFAで成瀬をとったが、あの体たらく。大引も優勝の原動力になったとは思うがまぁ怪我が多くていまひとつ。自前で選手を育成しないと旬を過ぎた選手しかゲットできないのだ。コーチ陣の刷新で育成王国を目指して欲しい。


さてドラフト。
ヤクルトに足りない戦力は・・・と考えると一番は投手だけど、その他にも外野も足りないし、一塁手もいないし、遊撃手もいないし、セカンドの山田は復調できるのか不安だし、サードも本職がいないし・・・どこを取ってもいい補強になるという嬉しいんだか、クソなんだか・・・。


今年のドラフトは、昨年と比べ超大物と呼べる選手は少ないように思える。特に投手に関してははっきりと即戦力と呼べる選手は前評判では耳に入ってこない。そういう意味では1999年や2008年のドラフトに似ているように思える。こういう年はドラフト上位陣よりも下位陣にいい選手がいることが多い。99年のドラフト5位岩隈、08年のドラフト5位の攝津などが挙がるが、その辺はスカウト陣のお手並み拝見といきたい。すくなくとも2014年のドラフトのようなことがないように期待したい。っていうか彼らもヤクルトでなければ活躍してたのかもしれないが・・・。
そう考えるとヤクルトは上位は野手陣の指名でもよいかと思う。1位は清宮くんで行くようなので、2位で田中くん、4位以下でとれるなら岩見くんや谷田くんなどが指名できればいいのではないだろうか。